pleaseを使った命令文
命令文はそのまま使うと上から目線に聞こえてしまうことがあります。
Open the door! 「ドアを開けろ!」
文頭や文尾にpleaseを付け加えると、若干丁寧な表現にすることができます。
pleaseは日本語の「お願いします。」や「~してください。」などの表現と同じだと思ってください。
Please open the door. 「ドアを開けてください。」
文末にpleaseを置く場合は、pleaseの前に, (コンマ)を置きます。
Open the door, please.
~ , will you? を使った命令文
命令文に ~ , will you? を付け加えて、「~してくれませんか?」と依頼の意味にすることができます。
Make me a cup of coffee, will you? 「コーヒーを一杯いれてくれませんか?」
この文は、もともと以下のような助動詞のwillを使った疑問文の will you の部分を文末に移動させたものです。
Will you make me a cup of coffee? 「コーヒーを一杯いれてくれませんか?」
let’s を使った命令文
let’s + 動詞の原形 を用いて、「(一緒に)~しましょう。」という提案や勧誘を表す命令文を作ることができます。
Let’s go to the movies! 「映画を観に行きましょう!」
let’s + 動詞の原形 の命令文には、以下の様に答えるのが正式ですが、実際の英会話では、Yes! / No! などで答えることが多いです。
Yes, let’s. 「はい、行きましょう。」
No, let’s not. 「いいえ、行かないことにしましょう。」
let’s + 動詞の原形 に、~ , shall we? を付け加えると「(一緒に)~しませんか?」と若干丁寧な表現にすることができます。
Let’s go to the movies, shall we? 「映画に行きませんか?」
Yes, let’s. 「はい、行きましょう。」
No, let’s not. 「いいえ、行かないことにしましょう。」
let’s + 動詞の原形 の否定形は、let’s not + 動詞の原形 の形を用います。「(一緒に)~しないようにしましょう。」という訳になります。
Let’s not go to the movies tonight. 「今夜は映画を観に行かないようにしましょう。」
let’s は let us の短縮形です。let は動詞で「~させる」という意味があり、使役動詞という種類の動詞になります。命令文なので、let を動詞の原形にして文頭に置いています。つまり、let’s (let us) は直訳すると「私たちに~させてください。」という意味になります。
まとめ
命令文には様々な形がありますが、相手に対して命令する表現であることに変わりはありません。より丁寧な表現にしたい場合は、疑問文で「~してくれませんか?」と尋ねた方が良いでしょう。
命令文は簡単に作ることができますが、使いどころには注意しましょう!