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【英文法】not to 不定詞 

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不定詞に否定語を付ける場合の語順は not to 動詞の原形

不定詞に not や never などの否定の意味を表す副詞を付ける場合は、to の直前に置きます。

not to + 動詞の原形の形になります。

以下の2つの文を比べてみましょう。

I tried to sleep. 「私は寝ようとした。」

I tried not to sleep. 「私は寝ないようにした。」

try は「~を試みる」という意味なので、

I tried to sleep. は「寝ることを試みた。=寝ようとした。」という意味になります。

不定詞に否定語の not を付けると、

I tried not to sleep. は「寝ないことを試みた。=寝ないようにした。」

という意味になり、不定詞の部分( to sleep )を否定する表現になります。

述語動詞の tried には否定語がついていないので、「試みた。=~しようとした。」という部分は2つの文で共通していますね!

では、述語動詞の tried を否定した場合はどのような意味になるでしょうか?

以下の例文を見てみましょう。

I didn’t try to sleep. 「寝ることを試みなかった。=私は寝ようとしなかった。」

I tried not to sleep. 「寝ないことを試みた。=寝ないようにした。」と少し違う表現になりました。

このように、述語動詞に否定語を付ける場合と不定詞に否定語を付ける場合で意味が変わります。

別の例文も見てみましょう。

John promised not to be late. 「ジョンは遅刻しないと約束した。」

この文の述語動詞 promised に否定語を付けてしまうと以下のような文になってしまい、「約束をしなかった。」という意味になってしまいます。
また、to be late には否定語が付いていないので「遅刻をすること」という意味になってしまい、全体として意味不明な文になってしまいます。

John didn’t promise to be late. 「ジョンは遅刻することを約束しなかった。」???

この文の場合は、述語動詞の promise ではなく、不定詞の部分を否定しないと伝えたい内容が伝わらないですね!

不定詞の部分を be in time 「(時間に)間に合う)」などの表現に変えれば、意味の通る文にはなりますが、元の文で伝えたかった「遅刻をしないと約束した。」という意味は失われてしまいます。

John didn’t promise to be in time. 「ジョンは時間に間に合うとは約束しなかった。」

述語動詞の部分を否定したいのか、不定詞の部分を否定したいのかを明確にして否定語を付けるようにしましょう!

to not 動詞の原形

不定詞に否定語を付ける場合は、not to 動詞の原形 という語順にするのが基本ですが、to not 動詞の原形 にする場合があります。

カジュアルな場面などで、不定詞についた否定語を強調したいときに to not 動詞の原形 とすることがあります。
以下の例文を見てみましょう。

It is important to not give up. 「諦めないことが大切です。」

もちろん、It is important not to give up. と通常の位置に not を置いても意味は変わりませんが、「give up しない」の「しない」の部分が強調されて伝わります。

否定語は否定したい単語やフレーズの近くに置く傾向があるので、give up の直前に not を置くことで「しない」の部分が強調されます。

他には、詩や文学作品などでリズムを整える目的で、 not to 動詞の原形 を to not 動詞の原形 にすることがあります。

いづれにしても、基本は不定詞に否定語を付ける場合は、 not to 動詞の原形 です。

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まとめ

今回は、不定詞に否定語を付ける場合について解説しました。

不定詞の否定語は to の直前に付け、not to 動詞の原形 という語順になります。

また、不定詞ではなく述語動詞に否定語を付けた場合は意味が変わるので注意ですね!

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この記事を書いた人

2024年からブログを運営。

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