【英文法】第3文型と第4文型の書き換え

第4文型→第3文型(S V O to/for ~. )

第4文型は第3文型に書き換えることができます。

この時、使われる述語動詞によって前置詞の to か for のどちらかを用います。

give型の動詞の場合は S V O2 to O1buy型の動詞の場合は S V O2 for O1 の形になります。
第4文型で使われやすい動詞とその分類についてはこちらの記事を参照してください。

give型の動詞
[S He] V gave [O1 me] [O2 a present]. 「彼は私にプレゼントをくれました。」

[S He] V gave [O2 a present] (M to [O1 me]).

buy型の動詞
[S He] V bought [O1 his children] [O2 some cookies]. 「彼は彼の子供たちにいくつかクッキーを買いました。」

[S He] V bought [O2 some cookies] (M for [O1 his children]). 

このように、give型の動詞には to 、buy型の動詞には for と使い分けがあるので注意ですね!

前置詞 to/for が使われる理由

第4文型を第3文型に書き換える場合、「give型の動詞の場合は S V O2 to O1 、buy型の動詞の場合は S V O2 for O1 の形になります。」と紹介しましが、なぜ to と for を使い分ける必要があるのでしょうか?

その理由には、 to と for それぞれの前置詞の意味が関わっています。

give型の動詞に前置詞 to が使われる理由は、前置詞 to には「~に(へ)到達する」という意味があるからです。

I went to school. 「私は学校行きました。」→「私」は学校に無事到着したということが分かる。

この例文からも分かるように、何か(どこか)に到着、到達するような意味合いの文では、to が使われます。

そもそも、give型の動詞は「何かが誰かのもとに届く」という意味で、「届く」ところまでが意味に含まれているという特徴がありました。
この、「届く」という意味が to と相性が良いので、give型には to が使われます。

buy型の動詞に前置詞 for が使われる理由は、前置詞 for は「~のために」などのように、「利益を受ける相手」を表すことができるからです。
それに加えて、for には漠然とした方向を表すという使い方があります。
次の例文を見てみましょう。

The train left Nagano for Tokyo at 8:00. →東京方向に向かったが東京に着いたかどうかは不明
「その電車は東京に向かって8時に長野を出た。」

前置詞 to との違いは、for には「到達」という意味は含まれていないというところです。

buy型の動詞には、「相手のために何かをするが、その何かが必ずしも相手に届く(到達する)わけではない」という特徴がありました。

[S He] V bought [O1 her] [O2 a ring]. 「彼は彼女に指輪を買ってくれた。」

buy型の動詞の文だけでは「彼女に指輪を買った。」ということは事実までは伝わりますが、「指輪は彼女に届いたのか。」というところまでは伝わりません。

「漠然とした方向を表す」という使い方と、「利益を受ける相手を表す」という使い方がbuy型の動詞と相性が良いので、for が使われます。

第4文型→第3文型(S V O to/for ~. )をする理由

第4文型は第3文型(S V O to/for ~. )に書き換えても、伝えたい情報や本質的な意味は変わりません。

He gave me a present. を He gave a present to me. に書き換えても意味は変わりません。

ですが、細かいニュアンスの違いはあります。

第4文型の He gave me a present. では、「彼は私に何をくれたのか?」が話題の中心で、第3文型の He gave a present to me. では、「彼がプレゼントをあげたのは誰なのか?」が話題の中心になります。

これは、buy型の文でも同じことです。

第4文型の He bought his children some cookies. では、「彼は子供たちに何を買ってあげたのか?」が話題の中心で、第3文型の He bought some cookies for his children. では、「彼がクッキーを買ってあげたのは誰なのか?」が話題の中心になります。

「何を?」に重点を置きたい場合は第4文型、「誰に?」に重点を置きたい場合は第3文型と使い分けられるようになると、より細かなニュアンスを相手に伝えられるようになりますね!

ただし、次のような場合は第3文型( S V O to/for ~. )を使う必要があります。 

「何を?」(直接目的語、第4文型の O2 )が it のような代名詞の場合。
代名詞はすでに話題に出ていて説明済みの名詞の代わりとして用いられるので、代名詞には重点を置かずに、「誰に?」の部分に重点が置かれます。

[S I] V will pass [O2 it] (M to [O1 my parents]). 「私はそれを両親に渡しておきます。」

「誰に?」(間接目的語、第4文型の O1 )の部分が長い場合。
目的語に修飾語などで説明が付け加えられている場合は、その説明部分が重要な情報であることがほとんどです。

Will [S you] V pass [O2 this document] (M to [O1 the man on the left])?
「この書類を左の男の人に渡してくれませんか?」

例えば上記の例文では、the man に on the left という修飾語が付いて、ただの男性ではなく「左にいる男性」という意味になっています。
こういった修飾語部分が、あるモノと他のモノを区別する重要な情報になっていることが多いので、「誰に?」を表す部分が長い場合はそこに話の重点が置かれます。
だから、第3文型( S V O to/for ~. )を使った方が自然な表現になるのです。

まとめ

今回は、第4文型を第3文型に書き換えた場合、give型の動詞は S V O2 to O1 、buy型の動詞は S V O2 for O1 になるということを解説しました。

前置詞を使い分ける理由を知っていると、書き換えたときに to を使うのか for を使うのか分からない場合、動詞の意味から「到達」の意味を含んでいれば to 、含んでいなければ for とある程度予測できるので便利です。

動詞がgive型なのか、buy型なのか忘れてしまった時などに参考にしてみてください!

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