第1文型( S V )と第2文型(S V C )の共通点
第1文型( S V )と第2文型(S V C )は違う種類の文型で、訳し方も全く違います。
第1文型:S V「Sが(は)Vする」
第2文型:S V C「S=C SはCの状態(にVする)」
しかし、1つだけ共通点があります。
それは、第1文型( S V )も第2文型(S V C )も自動詞を使う文型であるということです。
5文型の一覧を確認してみましょう。
第1文型:S V「Sが(は)Vする」
第2文型:S V C「S=C SはCの状態(にVする)」
第3文型:S V O「Sが(は)OをVする」
第4文型:S V O1 O2「Sが(は)O1にO2をVする」
第5文型:S V O C「Sが(は)O=Cの状態にVする」
第1文型と第2文型だけ、目的語( O )がないですね!
目的語( O )がないということは、使われている述語動詞( V )は自動詞ということです。
自動詞と他動詞については、こちらの記事を参照してください。
それでは、それぞれの文型について詳しく見ていきましょう!
第1文型( S V )
文の要素( S V O C )のうち主語( S )と述語動詞( V )だけを使う文は第1文型に分類されます。
S V「Sが(は)Vする」と訳します。
以下のような英文が第1文型です。
第1文型:S V「Sが(は)Vする」
[S She] V sighed. 「彼女はため息をついた。」
[S They] V ran. 「彼らは走った。」
[S He] V smiled. 「彼は微笑んだ。」
例文を見て「2単語だったら第1文型ってこと?」と思う人がもしかしたらいるかもしれませんが絶対に違います。
私の5文型の記事を読んだ方なら分かると思いますが、「2単語だったら第1文型」ではありません。
単語数で文型を判断できるのであれば、文の要素の数が3つある第2文型 S V C と第3文型 S V O はどうなるのでしょう?判別できませんよね…
文型は使われている単語数で判断しません。
信じられないかもしれませんが、予備校講師、英会話講師として1日に何人もの生徒さんに教えてきましたが、そのうち何人かは文型=単語数と勘違いしている人がいました…
じゃあ5語以上の英文は何文型になるんでしょうね…💦
文の要素( S V O C )や5文型については、こちらの記事を参照してください。
記号の付け方については、こちらの記事を参照してください。
第1文型 S V に含まれる文の要素は主語( S )と述語動詞( V )の2種類だけですが、S V だけで意味を表すことは実際には少ないです。
次の様に、修飾語( M )を加えて情報を付け足すことが多いです。
第1文型:S V「Sが(は)Vする」
[S She] V sighed ( M with relief). 「彼女はほっと(安心して)ため息をついた。」
[S They] V ran (M hard). 「彼らは一生懸命走った。」
[S He] V smiled (M at me). 「彼は私に微笑んだ。」
また、主語( S )と述語動詞( V )だけでは情報が不十分で相手に意味を伝えることができない場合は、時や場所を表す修飾語( M )を加える必要があります。
[S The store] V closes (M at 11 p.m.) 「その店は午後11時に閉店します。」
[S My sister] V lives (M in Canada). 「私の姉はカナダに住んでいます。」
第2文型(S V C )
文の要素( S V O C )のうち主語( S )、述語動詞( V )、補語( C )を使う文は第2文型に分類されます。
S V C「S=C SはCの状態(にVする)」と訳します。
以下のような英文が第2文型です。
第2文型:S V C 「S=C SはCの状態(にVする)」
[S She] V is [C famous]. 「彼女は有名です。」
[S My brother] V became [C a university student]. 「私の兄は大学生になりました。」
[S Kevin] V looked [C happy]. 「ケヴィンは幸せそうに見えた。」
補語( C )になれる品詞は形容詞か名詞ですが、第2文型では形容詞を C とする動詞が圧倒的に多いです。
第2文型で名詞を C とする動詞は、be や become などです。
第2文型の C は S とイコール( = )関係になり、S の情報を補ったり詳しく説明する働きをします。
第1文型( S V )と第2文型(S V C )で使われやすい動詞
第1文型( S V )と第2文型(S V C )には目的語( O )がないので自動詞が使われます。
ほぼすべての自動詞で第1文型の英文を作ることができると思います。
第2文型で使われやすい動詞や日常会話で出やすい動詞は以下の通りです。
意味によって次の4パターンに分類できます。
①「~である」、「~のままである」
be, keep, lie, remain, stay など
[S He] V is [C an actor]. 「彼は俳優です。」
[S Emily] V kept [C silent]. 「エミリーは黙ったままでいた。」
[S She] V lay [C hidden]. 「彼女は隠れたままでいた。」
[S Many stores] V remain [C open] (M until 9 p.m.) 「多くの店は午後9時まで開店している。(開店したままである。)」
[S The boy] V stayed [C calm]. 「その少年は冷静なままだった。」
②「~になる」
become, get, grow, turn, go, come など
[S My uncle] V became [C a painter]. 「私の叔父は画家になりました。」
[S I] V get [C nervous] (M before exams). 「試験前は緊張します。(緊張した状態になる。)」
[S These trees] V grow [C very tall]. 「これらの木は成長するととても高くなります。」
[S The milk] V turned [C sour]. 「その牛乳は酸っぱくなった。」
[S The cheese] V went [C bad]. 「そのチーズは腐ってしまった。」
[S My dream] V will come [C true]. 「私の夢は実現するだろう。(実現した状態になるだろう。)」
③「~の感じがする」
feel, smell, taste, look, sound など(五感に関わる動詞)
[S Silk] V feels [C smooth]. 「絹はなめらかな触り心地です。」
[S This cheese] V smells [C strange]. 「このチーズは変なにおいがする。」
[S The dish] V tastes [C good]. 「その料理はおいしいです。(良い味がする。)」
[S She] V looks [C pale]. 「彼女は顔色が悪そうです。(顔が青白く見える。)」
[S This synthesizer] V sounds [C fantastic]. 「このシンセサイザーは素晴らしい音がする。」
[S That] V sounds [C interesting]. 「それは面白そうですね。」
④「~に思われる」
seem, appear など
[S He] V seems [C ill]. 「彼は病気の様だ。」
[S The man] V appears [C a rich man]. 「彼はお金持ちの様だ。」
上記の4つのパターンに当てはまらない第2文型もあるので注意が必要です。
例 [S My brother] V died [C young]. 「私の弟は若くして亡くなった。」
S=C が成立し、亡くなったときに My brother = young (私の弟=若い)の状態であったことを表しています。
まとめ
今回は、第1文型と第2文型それぞれの特徴などについて解説しました。
5文型を使いこなせるようになるためには、まず文の要素を理解して正しく記号が付けられるようになることが重要ですが、それぞれの文型の特徴も覚えておくと文型を確定させやすいと思います。
覚えることは多いですが頑張りましょう!