感嘆文とは
「なんて~なんだ!」のように、驚いたことなどを強調して表したいときに使う文が感嘆文です。
感嘆文には、how使う形とwhatを使う形の2種類があります。
文末にはふつう感嘆符(!)を付けますが、ピリオド(.)を用いても良いです。
howを使う感嘆文
形容詞/副詞の部分を強調したい時には、「how + 形容詞/副詞 + 主語 + 動詞~!」の形を使います。
She is beautiful. 「彼女は美しい。」←この文の形容詞の部分である「美しい」を強調して、「彼女は、なんて美しいんだろう!」という文を感嘆文で作りたい場合は、以下の様になります。
How beautiful she is!
He runs fast. 「彼は速く走ります。(彼は走るのが速いです。)」←この文の副詞の部分である「速く」を強調して、「彼はなんて速く走るんだろう!」という文を感嘆文で作りたい場合は、以下の様になります。
How fast he runs!
感嘆文では、文脈上相手に問題なく伝わる場合は以下の様に「主語+動詞」の部分が丸ごと省略されることがあります。
How beautiful! 「なんて美しいんだろう!」
How fast! 「なんて速いんだろう!」
whatを使う感嘆文
(形容詞+)*名詞の部分を強調したい時には、「what + (a/an) +(形容詞) + 名詞+主語 + 動詞~!」の形を使います。*形容詞+名詞=名詞節(名詞のカタマリ)ですね!
She is a beautiful woman. 「彼女は美しい女性です。」←この文の名詞の部分である「美しい女性」を強調して、「彼女は、なんて美しい女性なんだろう!」という文を感嘆文で作りたい場合は、以下の様になります。
What a beautiful woman she is!
強調したい名詞が複数形や、不可算名詞(数えられない名詞)の場合は、単数形を表す冠詞のa/anは当然入りません。
What smart students they are! 「彼らはなんて賢い生徒達なんだ!」
What delicious wine this is! 「これはなんておいしいワインなんだ!」
howを使う感嘆文と同様に、whatを使う感嘆文でも文脈上相手に問題なく伝わる場合は以下の様に「主語+動詞」の部分が丸ごと省略されることがあります。
What a beautiful woman! 「なんて美しい女性なんだろう!」
What a nice day! 「なんて素敵な日なんだろう!」
whatを使う感嘆文は名詞の部分を強調する感嘆文なので、以下の様に形容詞が入らないこともあります。
What a day! 「なんて日なんでしょう!」(お笑い芸人 小峠さんの「なんて日だ!」は英訳するとこうなりますね!)
まとめ
感嘆文を使えば、相手に簡単に驚きや感動を伝えることができます。
やや大げさなニュアンスがあるので、日常会話であってもそこまで頻繁に見るタイプの文ではないですが、「主語+動詞」の部分を省略した以下のような表現はよく使われるので、相槌や会話の返答の表現のバリエーションとして覚えておくと良いと思います。
「主語+動詞」の部分を省略した感嘆文
What a nice day! 「なんて素敵な日なんだろう!」
How strange! 「変だなあ!」
What a surprise! 「驚いたなあ!」
それでは、また次回の記事でお会いいたしましょう!