不定詞の副詞的用法
不定詞は準動詞の仲間で、大きく分けて名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法の3種類の用法があります。
ちなみになぜ不定詞という名前なのかと言うと、不定詞は文中に入らないと名詞、形容詞、副詞の内どの使い方になるか確定しないからです。
つまり、文中に入らないと品詞が定まらないので、不定詞と呼ばれます。
不定詞はどの用法でも共通で、to + 動詞の原形の形を使います。
今回は、副詞的用法について解説していきます。
不定詞の副詞的用法は、動詞を副詞扱いで使うことができます。
副詞扱いなので、名詞以外の語句や文を修飾する使い方をします。
特に動詞や形容詞を修飾する使い方が多いです。
不定詞の副詞的用法には、以下のように6種類も使い方があります。
①目的「~するために」
②結果「~した結果…する」
③感情の原因「~して」
④判断の根拠「~するとは、~するなんて」
⑤形容詞の限定「~するのに(が)形容詞だ」
⑥独立不定詞(慣用表現):文を修飾
今回は、④の判断の根拠を表す用法について解説していきます。
不定詞の副詞的用法 判断の根拠
判断の根拠を表す用法は、「~するとは、~するなんて」という意味です。
話し手の判断を示す表現と結びついて、不定詞の部分が判断の根拠を表す使い方です。
例文で使い方を確認して行きましょう。
④判断の根拠「~するとは、~するなんて」
He was careless to make such a mistake. 「そのような間違いをするなんて、彼は不注意でしたね。」
He must be a smart person to solve the puzzle by himself. 「一人でそのパズルを解いてしまうなんて、彼は頭がいい人に違いない。」
1つ目の例文のように、判断の根拠を表す用法は以下のような人物評価を表す形容詞を修飾することが多いです。
kind, good, nice 「親切な」
brave 「勇敢な」
smart, clever, wise 「賢明な」
foolish, silly, stupid 「愚かな」
polite 「丁寧な、礼儀正しい」
rude 「無礼な」
careless 「不注意な」
また、2つ目の例文のように助動詞の must 「~に違いない」を使った文でも判断の根拠を表す用法がよく使われます。
どちらの例文でも、主語が他人に対して評価や判断をしている内容になっていますね。
人物評価を表す形容詞や must 「~に違いない」などの表現は判断の根拠を表す用法と相性が良いです。
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まとめ
今回は、不定詞の副詞的用法の判断の根拠を表す用法について解説しました。
副詞的用法は全部で6種類の使い方があり、見分けるのが他の用法よりも大変です💦
人物評価を表す形容詞やmust 「~に違いない」のあとに to 不定詞が来ていれば判断の根拠を表す用法だと見分けられます。
副詞的用法の目的以外の使い方については、以下のそれぞれの記事で確認してみてください!
①目的「~するために」
②結果「~した結果…する」
③感情の原因「~して」
④判断の根拠「~するとは、~するなんて」(今回の記事)
⑤形容詞の限定「~するのに(が)形容詞だ」
⑥独立不定詞(慣用表現):文を修飾
覚えることは多いですが、頑張っていきましょう!